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お知らせ
女性ホルモンであるエストロゲンは肌のキメを細かくし、毛穴を小さくし、肌の水分量を上げるなどの作用を持ちますが、一方で、急激に分泌量が上昇したり、感受性が高い場合には、皮脂の分泌を促して、にきびの原因となることがあります。 また、女性でも体内で男性ホルモンが作られています。男性ホルモンは皮脂腺を大きくしてニキビを悪化させてしまう作用があります。男性ホルモンの分泌力が強かったり、感受性が高い女性の場合は、にきびができやすくなってしまう可能性があります。
こうした性ホルモンの活性をコントロールしてにきびの改善を進めていくのが、ホルモン療法です。当院では、原則的に、中等症以上のにきびがある40歳未満の女性の方が対象となります。 ホルモン療法は、イソトレチノイン内服に比べると副作用が著明に軽いことも大きなメリットとなります。また、ピルは、生理不順 月経困難症 多嚢胞性卵巣症候群 子宮内膜症 生理痛の改善にも効果を発揮します。
当院ではマーベロンというピルとスピロノラクトンという降圧剤を用います。マーベロンで女性ホルモンの過度の分泌を抑制し、スピロノラクトンで男性ホルモン活性を抑制していきます。 治療を効果的に行うには、1日1回の定時内服が必須です。治療効果は一般的に高いですが、効果が現れるまでに時間がかかることが多いです。また、治療開始後3か月間は30%の方で一過性にかえって症状の増悪がみられることがあります。特に開始後1ヶ月以内は、多くの方で一過性の症状増悪がみられます。そして4か月目くらいから徐々に改善していくことが多いです。
また、中止すると60%の方に再発が認められるというデータもあります。 ですから、内服中・内服終了後もディフェリン・ケミカルピーリング・ハイドラジェントル・エレクトロポレーションといった薬剤・施術を継続して頂くことをお勧めします。
ピルは全世界で1億人以上の女性が使用しており、安全性の高い薬剤の一つです。欧米では20代30代の女性の約半数が使用している国もあります(ドイツ・フランスなど)。 50年以上前から処方されており、安全な薬として認識されていますが、飲み始めの頃はホルモンバランスに変化が起きる為、吐き気・頭痛・乳房痛・むくみなどの症状が出ることがあります。しかしほとんどの場合、服用を継続していくことで軽快していくことが多いです。 また、ピルを服用中は避妊効果が高いので妊娠する可能性はほぼないですが、一方で、中止後に妊娠しにくくなるということも無いと言われています。
ピル内服において最も重要な副作用です。ピルは血栓リスクのある薬です。ただし、一般的な人であれば、そのリスクは非常に低く、「交通事故の1/4、喫煙の1/80」といわれています。 一方で喫煙はリスクを高めるので、当院では必ず禁煙をして頂いた上で内服を開始して頂きます。
安全性の高い薬ですが、まれに血中カリウム上昇や腎機能障害のリスクがあります。 比較的頻度の高い副作用としては、不正出血(月経不順)や肌の乾燥、利尿作用、血圧低下などです。
1日1回決められた時間に飲んでください。 食前・食後は関係なく、服用時刻も何時に設定しても構いません。 ほぼ一定の時間の服用することが重要です。 (なるべく6時間以上ずれないように服用してください) → 体内のホルモン濃度を一定に保つことで、肌の調子を整えることができます。
*飲み忘れが多くなると、不正性器出血や血栓症のリスクが高まります。
*飲み忘れが頻回に続くと不正性器出血などの副作用のリスクが高まります *シートの終了予定日にもかかわらず、飲み忘れでピルが余ってしまっている場合は、1日1錠ずつ服用して、通常は7日間ある休薬期間を短縮して次のシートの開始日に合わせて下さい