太田母斑とは、目のまわりを中心に、頬、額や鼻に生じる淡青色~青褐色調のあざのことです。
主に片側性で、黄色人種の女性に多く見られます。 出生直後から現れる場合と、思春期頃に現れる場合があります。皮膚だけでなく眼球や口腔粘膜にも色素沈着がみられることがあり、眼球メラノーシスと呼ばれています。
太田母斑の原因ははっきりしていませんが、遺伝は認められていません。一般的に自然消滅はしないと言われています。
治療方法としては、以前はドライアイスの圧抵療法などが行なわれてきましたが、最近ではレーザー治療が効果をあげています。 約4〜6ヶ月の間隔で5~6回の照射が必要なため、根気よく続ける事が大切です。
太田母斑に対するレーザー療法は健康保険が適用されますので、皮膚科専門医で相談するのが良いでしょう。