特に暑さを感じているわけではないのに、手のひらやワキの下の発汗量の多い”多汗症”の相談が増えています。多汗症の原因のひとつとして、ストレスや過労が自律神経失調につながって発汗しやすくなるといわれています。
改善策としてストレスや過労をなるべく避けることが大切ですが、医療機関の治療方法として①塩化アルミニウム液の外用、②抗コリン薬の服用、③ボツリヌス注射などが代表的です。 特にA型ボツリヌス毒素製剤(厚生労働省承認)の効果は顕著なので、大量に汗をかいて困っている人や、なるべく早期に症状を改善したい人は。一度専門医に相談を。
顔のシワは、大きく分けて2種類あります。「皮膚のたるみよるシワ」と「表情筋によるシワ」。「皮膚のたるみによるシワ」の代表例は、ほうれい線など。 加齢とともに皮膚の弾力性が失われることで目立つようになっていきます。これに対しては①ヒアルロン酸、②リフトアップ機器などを用いて、ケア、修正を行っていきます。
一方「表情筋によるシワ」の代表例は眉間や目尻のシワ。長年の表情に伴い刻まれていくものです。これに対しては、ボツリヌストキシンで表情筋の収縮を緩めてあげることで、改善を図っていきます。
現在、日本人の25%が花粉症と言われています。花粉症とは、スギやヒノキの花粉によって生じるアレルギー性鼻炎のことです。
花粉症 例年、関東では2月ごろからスギ花粉が飛散し始めると言われています。対策としては、①花粉の飛散しやすい時間(13:00~15:00くらい)の外出を控える、 ②防備をしっかりする、③帰宅時はうがい、手洗いをする、④布団は外に干さない、⑤ドア・窓をしっかり閉めるなどがあります。 治療としては内服薬が一般的ですが、飛散時期の2週間ほど前から内服を開始していただくと効果的と言われています。
最近では、よりアレルギー性鼻炎に効果的な治療も増えています。また、アレルゲンになりやすい花粉については、血液検査で調べることができます。