こんにちは
院長の相馬です
最近、風疹が流行しているようです
当院でも風疹と診断された患者さんがいらっしゃいました
風疹は、本来小児がかかることが多いです
原則的には、予防接種を受けている方や罹患歴のある方の場合は、成人発症は稀といわれていますが、経年により抗体価が低下している場合などには、発症することがあります
臨床症状は、発疹、発熱、耳介後部のリンパ節の腫れ、眼球結膜の充血などです
風疹の症状は、本来は対症療法のみで比較的短時間のうちに軽快することが多いです
風疹に罹患した際に最も注意しなくてはならないことは、妊娠初期の妊婦が感染すると、約20%の胎児に、先天性風疹症候群という、白内障、網膜症、難聴、心臓の奇形、発達の遅れ、小頭症などの症状が認められることがあることです
風疹ウィルスは必ずしも感染力の強いウィルスではありませんが、風疹と診断された方は、原則的に必要以上の外出を控えて、不特定多数の人々(特に妊婦さん)への暴露を回避する必要があります
まずは予防接種をしっかりと受けて頂くことが大切です
写真では分かりづらいですが、癒合しない丘疹性紅斑(赤いぷつぷつ)が体中に多発しています