こんにちは
院長の相馬です
難治性のアトピー性皮膚炎に新薬が登場しました
「デュピルマブ製剤」といって、ちょっと小難しい話ですが、皮膚の炎症におけるヘルパー2型細胞を中心とした反応を抑制するお薬です
アトピー性皮膚炎の炎症の機序に、ヘルパー2型細胞を中心とした反応が関与していることは良く知られており、この薬はそれを抑制することで、いわばアトピー性皮膚炎の「炎症のカスケード」の上流を抑えてしまい症状を改善させることができます
投薬は注射で行い、2週間に一度のペースで継続していきます
治療効果は大変優れたものがありますが、実際に治療を受けていただくにあたっては、下記の点にご留意頂く必要があります
①あくまでも「難治性のアトピー性皮膚炎」の治療薬であること
→既存の治療を長期間しっかりして頂いてるにも関わらず症状がコントロール困難な方が対象です
②治療費が高額であること
→半年間で約30万円ほどの費用がかかります(条件がそろえば、各種医療助成制度の対象にはなります)
ご興味のある方はご相談ください